岡山ショアジギングで必要なタックル(道具)のスペックを紹介~ロッド、リールなど~

こんにちは店長です。

これからショアジギングを始める人、始めたばかりの人は悩むであろう道具のスペック、自分の地域にあった道具でやるのがやはり魚への近道である事は間違いないので正しい道具選びは最重要課題とも言えるでしょう!

 

もちろん釣り具屋に聞くという選択肢もあるが釣りの様な専門知識が多く全くの素人さんが店員さんに聞くというのは意外と心細かったりするものです。

ネットで調べても一般的な考えを元に紹介されている為、信じて買ってみるとややオーバースペックだと後で後悔したりする事もしばしば・・・(僕の事です笑)

 

そのような悲劇を生まない為に今回は「岡山のショアジギングで必要なタックルのスペック」というものに注目して記事を書いてみましたのでこれからの人も最初の道具選びに失敗してしまった人も参考にしてもらえたら嬉しく思います。

それではどうぞ。

道具を選ぶ時の基準

まず道具を選ぶ時に考えなければいけない事があり重要な所なので必ず押さえておきましょう。

※前置きは良いから岡山で必要なスペックは何なのよ?って忙しい人は「岡山ショアジギングで必要なタックルスペックとは?」まで下りちゃってください。

ロッド編

対象魚のサイズ

ロッドにはどれくらいのサイズの魚が釣りあげられるか目安として各ロッドに説明分として書かれている事がほとんどです。

主に「~3㎏」「~5㎏」「~8㎏」という感じですね。

~3㎏
60㎝前後のハマチ、メジロまでのサイズ

~5㎏
80㎝前後のメジロ、ブリサイズ

~8㎏
メーターまでのブリサイズ

※地磯、沖磯でカンパチ、ヒラマサを狙う場合は目安の5,6割くらいで考えましょう。

と言ったように20㎝変わるだけで重さも引きも全く変わってきますので注意が必要ですね。
多少大きいのが掛かったとしても上げられないというわけではないのであくまで目安として考えておきましょう。

ジグの重さ

ほぼすべてのロッドに共通して「ジグ重量の許容値」というものが設定されており自分が使うであろうジグの自重は把握しておく必要がありますね。

スペック表を見れば許容値が分かるのでそこは間違える事はないと思いますがもちろん投げられる投げれないだけで許容値が決まっているわけもなくジグの操作感などとても重要になりますので注意しておきましょう。

 

始めたばかりの人はそんな事分かるはずもないので参考までに言うと一番快適にジグをキャストし動かせる範囲は許容値の最大から50~80%程度である事が多いです。

許容100gのロッドであれば50~80gが一番投げやすく、動かしやすいって事でメーカーによって多少違いますが参考までに覚えておきましょう。

ポイント

ショアジギングが出来るポイントというのは多くサーフ、堤防、地磯、沖磯などがあげられます。

ここで注意したいのはポイントの状況によってはロッドで決められた対象魚のサイズが変わってくるという点ですね。

 

サーフや堤防など比較的魚の取り込みがしやすく海底などにもラインが擦れる心配はあまりないのでそこまで気にしなくても大丈夫です。

ただ地磯や特に沖磯などは波が高かったり足場が安定していない事があり堤防などと比べ魚の取り込みが困難なのでネットが使えずロッドで魚を抜き上げないといけない事もあります。

あと海底の起伏も複雑だとラインが擦れてラインブレイクを招く為強引なやり取りが必要になるのでサイズ以上に強いロッドを用意した方が良い事もあります。

リール編(番手の決め方)

重量バランスで決める。

当たり前ですがロッドはレングスの長さやパワーが強くなればなるほど自重が増えていきます。

特にロングレングスの10.6フィート以上は先重りしやすいので注意が必要ですね。

 

例えばリールが軽すぎる(小さい)とロッドの重心がリールを持つ位置から離れてしまう為重さ以上に重量を感じてしまう(先重り)という事態になります。

もちろん逆もあり、リールが重すぎるとそもそもの重量が重い為ダイレクトに重さを感じてしまうので体力を消耗しやすいタックルになってしまいますね。

 

これは各メーカーに適正なリールサイズが明記されているものも多いので参考にして選ぶのがいいですね。

記載のないモデルは他社の似たレングスやロッドパワーを参考に見比べてみたり、実際に店舗にあるならロッドを持ち込んでつけさせてもらう事をおすすめします。

 

基本的にロッドよりリールの方が軽い物を選ばない限り釣りが難しくなるという事はないですが長時間重たいタックルでジグを投げ、ロッドをしゃくり、リールを巻くので少しでも体力の消耗を減らせるバランスのいいリールを選びたい所ですね。

ラインの太さで決める。

ポイントによってある程度ラインの強さと必要な長さが決まるのでこの選び方をする人が一番多いと思います。

リールには何号が何m巻けると記載されているので自分の巻きたい量とベストマッチするものを選べばいいと思います。

 

始めての人でも目安としてポイントごとに必要な号数、長さはある程度決まっているのでその中で選ぶのもいいかもしれませんね。

サーフ、堤防
1.2号~2号を200mか300m

地磯、沖磯
2.5号~4号を300m

大型青物が釣れるポイントでないならサーフ、堤防なら1.5号を、地磯、沖磯なら3号が目安ですね。

ギヤ比を決める

リールにはギヤ比と言うものがありパワーギヤノーマルギヤハイギヤエクストラハイギヤの順にギヤ比が上がりハンドル一回転で巻き取りの量が増えていきます。

ギヤ比が上がる程巻き始めが重く慣性が働くと楽に巻け、逆にギヤ比が下がる程巻き始めは楽ですが慣性が働きずらいので常に一定の力で巻き続けなければなりません。

 

釣種によって必要な特性は変わるのでどれが一番いいというものではありませんがショアジギングならハイギヤorエクストラハイギヤですね。

ショアジギングの中でもプラグがメインならエクストラハイギヤ、ジグがメインならハイギヤ、悩んだら汎用性が高いハイギヤがおすすめです。

 

岡山ショアジギングで必要なタックルスペックとは?

前置きが長くなりましたがここからが本番です。

早速ですが答えから・・・

サーフ&堤防
ロッド

40~60gのジグが扱える10f前後のMクラスのショアジギングロッド

リール
ダイワ汎用4000or5000番
シマノ汎用4000orSW4000番

地磯&沖磯
ロッド

40~80gのジグが扱える10f前後のMHクラスのショアジギングロッド

リール
ダイワSW6000番
シマノSW4000orSW6000番

これを揃えて挑めば余程の事が無い限り岡山では大丈夫ですね!
その理由は追って説明していきます。

ロッドのパワーについて

M、MHクラスがベストという理由は岡山のショアジギングで上がっている青物は御三家の中でも比較的釣り上げやすいブリ族がほとんどです。

あとショアからの80㎝以上のブリクラスの遭遇率は低く比較的柔らかめなMクラスでも十分やり取りが可能、不意なブリクラスでもMクラスであれば何とか対応出来ると思うのでそこまでパワータックルを必要としませんね。

 
地磯や沖磯にも挑戦するならワンランクあげてMHクラスで挑む事をおすすめします。
偶にしか磯はいかないレベルで一本しか選べないという場合はMクラスの方がいいかもしれませんね!
 
NGなのはシーバスロッドのM、MHクラスでグリップが短いのでしゃくりずらく、竿先が繊細なのでジグを動かしずらいのでおすすめしません。
あくまでショアジギングロッドの中で選ぶ事をおすすめします。

リールの番手について

何種類か候補が出てしまいましたが説明するとわかりずらいので一覧にしたのでご覧ください。

  Mクラスロッド MHクラスロッド
シマノ製リール 4000・SW4000 SW4000・SW6000
ダイワ製リール 4000・5000 SW6000

※上記表のダイワのSW機種は新番手表示をしておりカタログではLTモデルや旧番手表示しているものがあるのでに混同しないよう注意が必要です。

ロッドのパワーとレングスが決まれば後は、10f以上なら右の番手9.9f未満なら左の番手を選ぶといいですね!

 

番手が大きければ大きい程巻き取りのパワーは強くなりメリットは多いです。

その反面、重くなるので力に自信のない人は番手の小さい方でも十分対応できるので自分に合わせて購入しましょう。

 

参考までに僕のタックルはこんな感じ。
ロッド
ブルースナイパー96ML(他社M~MH中間)

リール
無印ツインパワーC5000(4000番)

ライン
PE1.5号300m

どの番手を選んでもサーフ&堤防であれば1.5号前後が必要ですが200~300m巻けますし地磯&沖磯でもMHクラスのロッドの方のリールを選べば最低必要な2.5号が300m巻くことが出来ますよ。

リールについて合わせて読んでほしい記事はこちら↓↓

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こんな人はこれがおすすめ!

それなりに力に自信がある人向け

10fのMHクラスのロッドとSW6000番台のリールがおすすめ!

MHクラスなら岡山のサーフ~沖磯まで挑戦できる為これ一本で完結できます。

その分タックル総重量は700gを超えるので重く慣れるまでは少ししんどいかもしれませんが力に自信がある人なら大丈夫なはず!

力には自信がありませんって人向け

9.6fのMクラスのロッドと4000番台のリールがおすすめ!(シマノSW4000は除く)

Mクラスならサーフ、堤防なら全く問題なし、磯へ挑戦するとなると少しスペックが弱めですが出来なくはない。

体が慣れてくると強いタックルでも十分やれるようになるので慣れるまで修行しよう。笑

良く分からない人向け

9.6fのMクラスのロッドとダイワ5000番orシマノSW4000番リールがおすすめ!

扱いやすいMクラスのロッドと大型機種の強めのリールを合わせておけば磯でもある程度は対応可能。

 

おまけ

ジグの選び方、使い方は?

岡山のショアジギングで必要なジグの重さは特定の状況を除けば40~60gがあれば大体対応する事が出来ます。

カラーはそこまで気にしなくてもいいですが極力被らないように買い揃えロストしても大丈夫なように数本づつは持っていくようにしましょう。

 

中潮、大潮の潮が動いていない時間帯や小潮、長潮、若潮の様なあまり動かない潮周りの時は40gでもOKです。

それなりに潮が動き出すと40gだと厳しいので50gを使うといった感じでガンガン動いている時は60gを使うと言った感じですね。

 

流れがきつい時は60gでもかなり流れてしまう事もありますが同じ重量でも比重の重いタングステン製のジグでシルエットを小さくしたり、同じ重さでも細長いジグを使うと流れの影響を受けにくいのでおすすめ、しゃくるのも幾らか楽になるので1,2本は持っていくといいですね!

遠投できないと釣れない?

これは岡山に限らずですがベイトが手前までは入っている時は足元から10,20mくらいの所で食ってくる事もあるので最後まで油断できませんよ!

もちろん遠投出来た方が釣果は上がりやすいですが少なくとも岡山のショアジギングは遠投できないと釣れないというフィールドではないと思います。

 

ちなみに小規模ですがナブラが起きる時には結構な割合で50m以内の事が多く軽くキャストして届く範囲が多いですね。

リーダーは何号くらいがいい?

これは基本的な考え方ですがPEのポンド数に合わせるorワンランク強くするのが一般的です。

ただ岡山の堤防でショアジギングをする場合は根ズレでラインブレイクする事はほぼ無いのでPEよりリーダーを弱くしていますね。

 

まず組んでるリーダーが強度負けし切れる前にドラグが出るので少しでも流れに干渉されずジグの動きが良くなるようにセッティングしてます。

考え方は人それぞれなので思うようにするのが良いとは思いますが前提として太すぎ細すぎは結束強度が落ちるのでNGですね。

最後に

今年(2021年)は回りを見る感じあまり釣れていないようで釣り場の人も少なく感じます。

漁でもあまり取れていないらしくブリ族の価格も上がっているみたいですね・・・

今年は暑い日が長く続いたので海水温がようやく下がり始め少しシーズンが遅れているのかと考察したりしてシーズン早くきてくれーとか思ってます笑

シーズンが来たらみんなで爆釣させましょう!!

 

最後まで見て頂きありがとうございました。

それでは皆様も良きフィッシングライフを!!

 

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